太陽エネルギーを熱エネルギーとして利用します。
太陽熱温水器というシステムがあります。
昔からあるもので、よく一戸建ての家の屋根に設置されているのを見かけます。
こんな感じのものです。
銀色のいわゆる貯湯型と呼ばれるものと太陽光パネルによく似た集熱型と呼ばれるもの、
2種類がありますが、どちらも太陽光発電に比べて小型で、安価なシステムです。
太陽光発電は、太陽光を電気に変換する発電システムです。
一方で太陽熱温水器は、太陽光エネルギーを熱へ直接的に変換します。
そして、その変換効率は、太陽光発電の現状の変換効率の最高レベルのもので、
20%くらいあるのに対して、太陽熱温水器は50%以上に達するものもあります。
これは、非常に有効といってよいと思いますが、実はそんなに普及していないのが現状です。
なぜでしょうか?
それは、利用方法が床暖房と給湯に限られてしまうという大きなデメリットがあるからです。
エネルギー変換効率がよいというメリットがある反面で、利用方法が限られているデメリットがあり、
また過去の販売方法=業者のやり方の間違いがあって、普及しなかったのです。
確かに電気が作られたら給湯もできるし、床暖房などにも使うことができます。
しかし、エネルギー効率は当然落ちてしまう。
何を隠そう太陽光が電気に変わって、電気が熱になるのですから。
そういう意味では、非常にもったいないことであるのも事実です。
かといって、ただ給湯と床暖房のためだけにシステムを導入するのもメリット≒利益が少ないし、
かといって、なんとなく利用場所が少ないというデメリットだけで使わないのももったいない。
なんとなくそんな葛藤を抱くのが人間というものなのではないでしょうか?
そこで、いろいろと調べてわかったのですが、実は太陽光発電と太陽熱温水器を
セットで販売しているメーカーがあったのです。
ただ、それが果たしてメリットの拡大になるのかは、??です。
なぜなら、導入費用が高くなってしまっては、意味がないからです。
やはり、全体的な投資効果を考えて導入することが望ましいと思います。
もし、太陽熱温水器に興味のある方は、販売店からの見積を取得する際に、
希望として伝えてみるとよいと思います。
あとは、太陽光発電単体で導入するのか、併せて導入するのか。
太陽光発電導入を検討する前に必ずしなくてはいけない簡単3ステップ
の通りに検証していってもらえれば大丈夫です。