太陽光発電を2014年度に導入することのメリットとデメリットをまとめました。
太陽光発電を2014年度に導入することには、
どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
この記事を書いているのは、2013年9月15日です。
実際には、太陽光発電システムの性能自体は、
2013年度も2014年度もそんなに大きく違いはないでしょう。
携帯電話と違って、そんなに一朝一夕にテクノロジーが進化する分野ではないからです。
そのため、パネルや周辺機器の製造工程についても、大きな変化を伴わないため、
需要と供給におけるバランスが価格を構成する程度の価格差しかないことでしょう。
つまり、価格もそんなには変わらないということです。
需給バランスについては、すでに市場が飽和状態にあり、
販売店の乱立から価格競争が起こり、それぞれ薄利での販売が進行しており、
これ以上の価格の下落は、期待しにくい状態にあります。
劇的に価格が下がるとすれば、現在主流として普及している、
シリコン性のパネルから、新素材の低価格で高性能なパネルへと劇的に進化することが必須で、
現在では、目下研究開発が進んでいるところのため、
市場に普及するまでには、相当年数の時間がかかることが予想されています。
そういう背景から、2014年度に導入することにおけるメリットとデメリットを考えた時に、
もっとも大きくなるポイントは、やはり補助金と全量買取制度の買取単価の問題でしょう。
2013年現在導入する際に国や地方自治体から助成されている補助金は、
2014年度には、少なくとも国からのものはなくなることが想定されていますし、
地方自治体からのものもなくなるところもあれば、全体的に金額が削減されることは、
間違いないことと考えられています。
また、全量買取制度の買取単価も、2012年度の42円/kWhから2013年度38円/kWhへ
下げられたと同様に、2014年度は30円/kWh〜35円/kWhまで下げられることが考えられます。
なぜならば、すでに太陽光発電は普及期に入っており、
国や自治体が補助金を出さなくても、通常の製品と同様に市場で勝手に拡散していくだけの
メリットを十分に持った商品となったからです。
そう考えると2013年度は、太陽光発電を導入するのに、
少なくとも向こう5年の間(テクノロジーの劇的な進化とその普及するまでに間)にあっては、
もっとも大きなチャンスとなる年であることは間違いないように思います。
しかし、少し待ってください。
太陽光発電は、誰でもが導入してメリットになるものではありません。
設置場所の条件によっては、デメリットになってしまう可能性があるのです。
確かに導入時期としては、2013年度は非常に有利な年ではあるのですが、
そもそも大きな発電量を確保することができない場所に設置してしまっては、
元も子もないのです。
だから、本当のメリットとデメリットを見極める方法で、
しっかりとあなたが太陽光発電を導入して得するか損するかを
判断することが必要になるのです。
本当に大切なことは、確かにいつ導入するかということもありますが、
そもそも「その場所」が太陽光発電を設置するメリットのある場所かどうか、
という一点にかかっていると断言してもよいのではないでしょうか?
私は太陽光発電アドバイザーとして、そのことを声を大にして叫びたいと思っています。
そして、その判断をするために、
本当のメリットとデメリットを見極める方法で、しっかりと採算性を確認していただきたいと思います。