所得の中流層が太陽光発電を欲しがっている。
人びとはどのサービスをどの程度利用し、その傾向は年々どのように推移しているのか−−。プレジデントオンライン編集部がビデオリサーチ社と共同で お届けする本連載。首都圏の消費者を「お金持ち」層(マル金、年収1000万円以上)、「中流」層(マル中、年収500万円以上から1000万円未満)、「庶民」層(マル庶、年収500万円未満)という3ゾーンに区切り、生活動態の分析を試みている。
太陽光発電で電気代を賄ってお釣りがくる家庭も!
マル中層を中心に全体層で「次に欲しいもの」という欲求度が高かったネクスト商品に、意外なものが挙がった。
太陽光発電設備である。
2010年から11年にかけて各層で伸びているが、マル中層では約8%も伸びているのである。そこで、個人宅での太陽光発電設備をつけるには今どれくらいのコストがかかり、どんなメリットがあるのか、太陽光発電協会に取材してみた。
中略
「昨年の固定価格買取制度は大きかったですね。実際、それで電気代に少し黒字が出る家庭が現れているとも聞いています。太陽光発電設備を自宅に設置するには、今、平均でだいたい47万円/kWのレベルで初期費用がかかりますが、10年くらいで元が取れるケースも多いようです。東京都などの場合は、都や区から助成金が出る場合もあり、実際の費用の半額くらいで装備できるものもあるようです」(太陽光発電協会技術部長・亀田正明氏)
自分の家で発電してさらにお小遣いも出る、というようになれば確かにいいことづくし。
日本国内は日照量的にも問題なく発電できるようだ。
「都道府県別の日照量を調べてみると、最も日照量の多い沖縄や高知と少ないと思われている日本海側の県とでは、実は1割くらいの差しかありません。日本国内でなら、1kWのシステムで年間約1000キロワット時程度の太陽光発電が可能でしょう」(亀田氏)
後略
SankeiBiz2013年6月9日掲載分より転載 http://www.sankeibiz.jp/econome/news/130609/ecc1306090805000-n1.htm
SankeiBizが記事にしているのは、所得区分の中流層が太陽光発電に強い関心を示し、
非常に多くの方が実際に導入するようになったということだ。
この記事に書かれている内容は、当サイト内でもカバーしている内容なので、
目新しいものは全くなかったが、SankeiBizでも取り上げられるくらい、
さらに市場調査の結果、次に欲しいものとして中流層が上げるくらい、
太陽光発電には、強い関心が寄せられているということだ。
ここでは略させていただいたが、注意点としては、アフタフォローの確認とあった。
確かにアフターフォローや保証内容は、メーカーと販売店にそれぞれ依存しており、
その差は非常に大きいものなので、確認することが必要だろう。
ただし、それよりも大切なことは、そもそも導入する場所で、
実際にこれだけのメリットを得ることができるのかどうなのかということだろう。
ここにも書かれている通り、日射量というのは、国内では、
最もよい県と悪い県では、一割程度しかかわらないことは間違いない。
しかし、設置場所については千差万別で、例えば向きが南向きなのと、
北向きなのとでは40%も差がでることがあり、さらには角度や周辺の
建物によって左右される日影についても確認する必要がでる。
これは例えば日照量が多い県であっても、十分な発電量をカバーできなかったり、
逆に少ない県でも十分以上の発電量をカバーできたりする可能性を示唆している。
つまり、当サイトに書かれている手順に従って、現地調査をすることなしに、
導入したほうがよいか判断することはできないということだ。
また、ここで書かれている通り、一般的な関心ごととしては、
電気代の削減と売電収益、つまり経済性というところに集中していること、
そして、太陽光発電協会の担当者も10年間で回収できることが多くなった、
という発言からもそれがうかがわれる。
つまり、投資として太陽光発電は捉えられているということで、
それは確かに非常に大きなメリットであると思う。
また、逆にいうと発電効率や初期費用などのデメリットとも直結しているため、
しっかりと採算性を調べることで、目的を遂げることができるように思う。
太陽光発電導入を検討する前に必ずしなくてはいけない簡単3ステップ
をご覧頂くことで、これらの目的をしっかりと遂げる手順を知ることができるだろう。
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