太陽光発電のデメリット2 発電量の不安定さ

太陽光発電のデメリット・発電量が不安定になってしまう要因は?

太陽光発電は、太陽光を浴びることで初めて電力を作り出すことができます。

 

・夜は、電気は一切発電されません。

 

・雨の日は、極端に発電量は落ちてしまいます。

 

・曇りの日も当然、ゼロにはなりませんが、発電量は減ります。

 

・パネルの上に雪が積もったり、影になったりしても減ります。

 

 

それでは、日照時間が短いと言われる日本海側や、北国では、

 

太陽光発電で元を取ることは難しいのでしょうか?

 

 

チェック

答えは、「否」です。

 

 

確かに太陽光発電は、気象条件に大きく左右されます。

 

年間の日射量というのは、統計があって最大値と最小値と平均値とが出ています。

 

そして、太陽光発電は、おおよそ10年にわたって運用することで初期投資を回収して、

 

さらに10年で初期投資の2倍もの利益を得るものです。

 

したがって、日射量は、20年間のトータルで見ることが必要で、

 

あなたが導入してから20年間過去の最低値を記録し続けることはありません。

 

間違いなく「よい年」もあれば、「悪い年」もあるのが実情だと思います。

 

だから、平均値でシミュレーションしておけば、当然期待値より多い年もあれば、

 

期待値よりも少ない年もあるといった具合に、20年間で平均値近くなることは間違いありません。

 

そういうふうに長い目でみると、発電量の不安定さという点は、

 

大きなデメリットにはならないのではないかと私は考えています。

 

 

それよりも重要な点があるので、このままお読みください。

 

 

それは、あなたが太陽光パネルを設置する予定の場所が適しているかどうかという点です。

 

太陽光が照射されないと発電しないので、当然日照量が多いに越したことはありませんし、

 

日射強度だって強いほど発電量が多くなります。

 

 

なので、当然太平洋側や内陸部などのほうが有利なのは間違いないでしょう。

 

 

ただし、ひとつ注意すべき点があります。

 

 

それは、太陽光パネルは、高温だとエネルギー変換効率が下がるということです。

 

詳しいメカニズムは、省きますが、下の地域別の予想発電量をご覧いただくと、

 

一発でわかると思います。

 

また、地域だけではなくて、屋根の向きと角度は大きな関係性があります。

 

最もよい向きは、真南で、最もよい角度は水平に向かって30°です。

 

そこから減点方式で北向きに向かって、垂直・水平方向に向かって、

 

発電量は減っていきます。

 

そういうふうに考えたら、まずはあなたが太陽光発電を設置した場合に、

 

果たして回収見込みが立つくらいの発電量を確保できるのか、

 

ということを確認することが必要になるのではないかと思います。

 

そのために、ぜひ当サイトのメインコンテンツである、

 

太陽光発電導入を検討する前に必ずしなくてはいけない簡単3ステップ

 

を活用していただけたら幸いです。

エリア別の発電量を確認してみる。

あなたの住んでいる街の日照量はどの程度あるのでしょうか?

 

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のHPに、

 

全国の日照量を簡単に表したデータベースがあります。

 

どこの地域が日照量が多くて、どこの地域が少ないかが一目瞭然となっています。

 

が、面倒だと思うので、主要都市をまとめた図を準備しました。

 

全国のエリア別日射量と予想発電量

 

図をみてお分かりいただけたと思いますが、

 

基本的に全国どこでも日射量も発電量もそんなに大きな差はありません。

 

基本的には、どこに設置しても十分元を取ることができます。

 

そして、設置場所については、これは個体差があるのですが、

 

完全に真南水平方向にから30°ではなくても、

 

多少ずれがあっても全く問題なく発電量を確保することができます。

 

むしろ完全な条件が整っている場所は、ほとんどありません。

 

ただし、それらのさまざまな個別の要件が重なり合って、

 

発電量は決定されるので、しっかりとした事前の確認は確実に必要になりますし、

 

メリットとデメリットも設置場所によって異なってくるのが結論なのです。

 

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デメリット3 発電コストの高さ

 

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