ソーラーパネル設置費用はいくら?

ソーラーパネルの設置費用相場はいくら?

ソーラーパネルの設置費用は、ソーラーパネル含むパワーコンディショナーなどの機器代金と設置工事費用の合計金額で表されます。
基本的には、合計金額を導入する公称最大出力で割ったもの=1kWあたりの金額で「高い」「安い」の判断をします。
これは、設置場所の状況によって導入するソーラーパネルの量が変わり、当然価格も変わってくるという太陽光発電が、ある面オーダーメイドなため、一概に費用を比較することができないための措置です。
当然、設置容量が大きいほど単価は安くなります。
導入容量が大きくなっても、基本的な設置工事内容は大きく変わらないため、工事費用の変動は少ないことが理由です。
もちろん、産業用太陽光発電で20kWも30kWも導入する場合は、5kW導入するよりもボリュームディスカウントが効くこともあります。
基本的には、一定割合までは設備容量が大きいほど設置工事費用が相対的に安くなることが真の理由です。
以上のことから、どうせソーラーパネルを設置するのであれば、できるだけたくさん導入したほうが得ということができます。

  • ソーラーパネルの設置費用は、1kWあたりの単価で計算される。
  • 工事費込みの導入費用 ÷ 設置設備の公称最大出力 で表される
  • 設置する公称最大出力は、できるだけ大きいほど単価が下がる

 

2013年度(2014年はじめ)までの相場

現在の太陽光発電の相場は、メーカーやパネルによっても異なりますが、家庭用の規模で概ね1kWあたり30〜40万円、国産メーカーのもので40万円を超えるようだと少し高いかな、というようなイメージで捉えていただけたらと思います。
得にここ数年は、中国から格安パネルが輸入されて普及してきていることから、非常に安価なソーラーパネルが増えています。
それにしたがって全体的な相場自体が下落している状況です。
しかし、太陽光発電については、安く導入することが正解という商品ではありません。
設置してからしっかり発電して設置費用を回収することで初めて意味が出るものなので、ただ安ければよいや、というような安直な考えは持たないほうがよいと思います。
例えば、ソーラーパネルを構成する素材は、シリコンで作られていますが、主に単結晶型と多結晶型があります。

  • 単結晶は、発電効率がよく耐久性も高いけれど価格が高いという特徴があります。
  • 一方で多結晶は、発電効率、耐久性ともに単結晶よりは劣るけれど、価格は安い傾向があります。
  • 一方で、中国製の単結晶パネルは、国産多結晶パネルと同レベルの発電効率だといわれています。

以上のことから、導入後の発電量予測も含めてしっかりとシミュレーションした上で判断することが必要になるということができます。

 

では、どうやってソーラーパネルを選べばよいか

ソーラーパネルを導入するかどうかを決める基準、どのメーカーのどのパネルを導入するか決める基準は、きちんとした販売店から見積もりとシミュレーションを取得して、比較検討することが必要です。
何を比較するかというと、太陽光発電の費用対効果を比較するようにします。
なぜなら、太陽光発電は同じ公称最大出力であったり、同じ発電効率であっても、製品によって「実発電量」は大きく異なるからです。
なぜかというと、太陽光発電の発電量が以下の要因によって決まるからです。

  • ソーラーパネルの性能
  • パワーコンディショナーの性能
  • 太陽光照射量
  • ソーラーパネル内の温度
  • 各機器の経年劣化による発電効率の損耗

その他さまざまな要因によって発電量が異なり、各メーカーの強み弱みは、HPやカタログの中だけではわからないのが実情です。
さらに、海から近い土地だと塩害があったり、周辺に高い建物が多いと日影に影響があったり、さらにいろいろな建物からの乱反射による光で発電するパネルもあったり。
その場所その場所で、適したパネルというものが異なってくるということがソーラーパネル選びを難しくしているといえるでしょう。

ソーラーパネル選びの基準は、見積もりとシミュレーションから費用対効果を算出する
導入するかどうかの基準
初期投資費用 ÷ 発電により獲られる利益 ≦ 10
メーカー・製品を比較検討する場合は、上の公式で出た数字で比較する

 

現地調査をすることからスタート

以上のことから太陽光発電選び(導入するかどうかを判断することも含め)は、まず現地調査する必要があります。
現場を見なければ、導入した際に想定される発電量もわからなければ、対応できる販売店もわからないからです。
(販売店によって、メーカー毎の強い弱いもありますし、価格もまちまちです)
逆に、ソーラーパネルは工事費用というわかりにくい項目があるため、導入費用の妥当性を検証するのは難しく、見積もりも「いい加減」になりやすいです。
また、シミュレーションもなんとでも調整することができるため、信頼できる販売店に見積もり依頼する必要があります。
さらに、比較検討するには、複数社に見積もりを依頼しなくてはいけません。

 

 

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