太陽光発電は、今後ますます普及が加速していくことが予測されています。
2012年の全量買取制度の発足以降、急速に普及する太陽光発電。
導入する人は一気に増え、事業として設置する方も非常に多くなっています。
そんな中で、果たして太陽光発電は、これからもどんどん普及していって、
一家に一台あって当たり前というくらいスタンダードな製品として、
社会に浸透していくのでしょうか?
それとも一時的なブームでしかなく、しばらくすると衰えていく製品なのでしょうか?
答えは、ヨーロッパと製品の特性の中にありました。
2004年まで最も太陽光発電が普及していたのは、日本でした。
テクノロジーの研究開発も最先端で、日本メーカーが世界市場で圧倒的な地位にありました。
資源が少ない島国として、再生可能エネルギーの開発は至上命題だったのもあり、
産・官・学の連携により非常に高度な研究開発が進められてきました。
しかし、経済よりも環境を大切にするという高度な考え方については、
ヨーロッパの文明進化度合いは非常に高く、その後じわじわと順位が抜かされていきました。
今では、ヨーロッパは比べ物にならないくらい太陽光発電は普及していて、
あれほど拡大した2012年でさえも普及した度合いは、日本はドイツの3分の一程度でした。
上の歴史的な背景から、日本での太陽光発電市場はこれからということが言えると思います。
当然、現在は経済性という観点から普及しており、全量買取制度や補助金という、
大きなバックアップがあって初めて拡大し始めたという側面はありますが、
一方で、太陽発電システムの性能自体の向上と価格の下落は、
それだけでも十分元が取れるくらいになりつつあります。
つまり、もちろん今補助金などが打ち切りになってしまえば、これまでの勢いはなくなるでしょうが、
仮にそういった公の普及支援がなくなっても、今後太陽光発電は、
ますます拡大していくことは間違いのないことでしょう。
別の側面から考えても、枯渇性エネルギーに依存する経済活動は、
すでに終わりが見えて久しい状態にあり、エネルギー源として、太陽以上に普遍的で、
強力なものはないことがいえるでしょう。
それは、太陽系に属する地球という星にあっては、当たり前のことと言って良いでしょう。
太陽熱を活用する方法なども今後技術革新で発展してくる可能性もありますが、
現段階においては、太陽光発電は、再生可能エネルギーとしては、
最も有効な手段ということができると思います。
ただし、あとはあなたが導入してどうか、という点については、検証する必要があります。
今の製品性能では、場所によってはメリットがでない場合があるからです。
つまり、社会的には必要不可欠なものだけれど、
あなたにとって必ずしもメリットある製品であるとは限らないということです。
その設置場所を選ぶというデメリットは、
太陽光発電導入を検討する前に必ずしなくてはいけない簡単3ステップ
でご検証いただくことで回避することは間違いなく可能となります。