ソーラーパネルで損した方が犯す過ち
ソーラーパネルで損する人がたくさんいます。
毎日消費者センターには、ソーラーパネルの設置についてのたくさんの相談や苦情が寄せられており、その勢いは衰えることはありません。
太陽光発電の普及が加速するのに反比例して、クレームや苦情=すなわちソーラーパネルで損する人が増えているのが実情なのです。
私は、住宅性能検査協会の公認太陽光発電アドバイザー資格取得者として、たくさんの事例を分析して、傾向と対策を考えてきました。
このページでは、ソーラーパネルで損した人は、一体どういった経緯、どういった理由で損してしまったのかを紹介したいと思います。
そしてその上で、どうしたら損をしないのか、というところまで突っ込んでお伝えしたいと思います。
ソーラーパネルで損する原因ベスト4
- 期待したとおりの発電量が出ない
- 当初シミュレーションした結果と違う
- ネットで出ている金額よりも高い気がする
- 工事した後から雨漏りするようになった
これが、太陽光発電で「損をした」人が訴える主なトラブルの内容のベスト4です。
これ以外にも実にさまざまなトラブルが報告されていますが、概ね上記の内容で90パーセント以上を占めます。
つまり、概ねこれらをクリアさえすれば、ソーラーパネルで損する可能性や極めて少なくなるということができます。
ソーラー発電における「損」とは一体何なのでしょうか?
では、太陽光発電で損した本当の原因を紐解いていくことにしましょう。
上の事例4つを細かく分析してみます。
すると一番から順番に、次のように言い換えることができます。
- (もっと発電すると思っていたのに)期待通りの発電量が出ない
- 当初(販売店が))提出していたシミュレーションよりも発電量が少ないので満足できない
- インターネットで(同じような商品が)格段に安く販売されているのを見た(自分の買った値段が法外に高く感じる)
- (ソーラーパネルを設置したら)工事した後から(ずさんな工事によって)雨漏りするようになった
以上のことから、ひとつの真実が見えてくると思います。
これらソーラーパネルで「損をした」と感じている人のほとんどすべてが、販売店から提供された「説明やサービス、工事」に不満を抱いているということがいえると思います。
それぞれ順番に販売店のミスにフォーカスして解説します
- 設置後どれだけ発電量が見込めるか、明確な説明がなかったために起こる不満(これしか発電しないなら最初から買わなかったのに、など)
- 当初顧客に提出されていたシミュレーションの精度が低いために起こる不満(シミュレーションに基づいて購入しているのに、など)
- 価格の妥当性についてしっかりとした説明がなく、納得した上で売買契約しなかったことによる不満(他の会社では、こんなにも安く太陽光発電買えるじゃないか、など)⇒当然販売会社によって価格は異なり、一番安いところで買えることはあまりないですが、そのお客さんが不満に思うのは、本当のところは価格なのではなく売買契約に対する信頼感の問題
- ソーラーパネルを設置して、屋根のもともと機能は維持されることが前提なので、工事レベルの低さか施工管理の甘さによる不満(雨漏りするなど言語道断、など)⇒これは論外の話ですが、販売店や施工会社が倒産したりすると保証されず困ったことになります。
ようするに信頼できる販売店を選ぶことがソーラーパネルで損しない秘訣
これらすべては、販売店の落ち度ということができます。
中には、売上を上げるために故意に本来販売店が果たすべき役目を履行しない悪質ケースもあるでしょう。
また、営業マンや担当者のレベルが低いことで、残念ながら過失でトラブルになることもあるでしょう。
しかし、本来はこのようなトラブルは、すべて起こってはいけないことなのです。
太陽光発電アドバイザーの立場からすれば、販売店として当然の義務を果たすことで、すべて避けられるトラブルですし、そんなにレベルが高くないいたって当たり前のことということができるでしょう。
以上のことから、しっかりとした販売店と付き合うことで、これらのトラブルを回避することができ、ソーラーパネルで損をすることがなくなるでしょう。
では、どうやって優良な販売店を見つけたらよいのでしょうか?
それは、このサイトでしかっかりと解説しています。
そして、あなたが太陽光発電で損をしないよう、さらに念には念を押して、太陽光発電の導入基準も紹介しています。
まずは、本当のメリットとデメリットを見極める方法のページからしっかりとご覧いただくことをおススメしたいと思います。
ソーラーパネルで損した関連ページ
- 住宅用を産業用太陽光発電が上回った。
- スマートジャパンが2013年6月5日に発表したところによると、住宅用の太陽光発電を産業用太陽光発電が上回ったとのこと。これから住宅用も産業用も市場をどんどん拡大していくことが予想される。
- シャープ工場集約の真相
- シャープがアメリカで稼動させていた太陽光発電工場を2014年3月末までに、イギリス工場を2月末までの撤退することを発表した。日本の太陽光発電メーカーの工場集約は、何を意味しているのか?真相を記載してみたいと思います。
- 太陽光発電を導入している中流層
- 産経ビズでは、所得層に応じてどのようなサービスをどの程度利用しているか分析している。その中でいわゆる中流層が太陽光発電に非常に高い関心を示していて、実際に導入している人が多いということが浮き彫りになった。記事を転載して分析してみた。
- 太陽光発電ブームは今後どうなるか?
- 太陽光発電ブームが到来している。これはもう言わずと知れた周知の事実になっていることは間違いない。では、これからそのブームはどうなっていくのだろうか?朝日新聞の記事を転載して読み解く。
- 太陽光発電メリット・デメリットを知ろうと産経ニュースの記事
- 太陽光発電の導入を巡るトラブルから、メリットとデメリットをしっかりと知ったほうがよいという主旨の記事を産経ニュースが掲載しましたので紹介します。まさに当サイトのような情報サイトが望まれるというべきでしょう。
- 太陽光マンガ解説ecotについて
- 太陽光マンガ解説ecotとは何でしょうか?太陽光発電アドバイザーという立場から、分析してみました。
- 26年度(2014年度)全量買取制度の売電単価決定!
- 全量買取制度における太陽光発電による売電価格の平成26年度(2014年度)単価が決定しました。前年度に比べて家庭用はほとんど変わりませんが、産業用は大きく値下げとなりました。
- 太陽光発電見積もり比較探究
- 太陽光発電の見積もりを比較・探求して、得られるメリットを最大にするためには、どうしたらよいのでしょうか?