太陽電池の構成と仕組み
太陽電池は、太陽電池セルが複数組み合わさって出来る太陽電池モジュール=太陽光パネルを
組み合わせて構成された太陽電池アレイの総称です。
下記の図を参照下さい。
太陽光発電では、日光が太陽電池セルに照射されることで、
中のシリコンの中を電子が移動することで発電する仕組みです。
それが直列で結ばれた太陽電池モジュール単位でまとめられて流通していきます。
太陽電池の種類と分類
上記のように太陽電池は、素材、特性、形態によって分類されます。
現在市場で流通している主流なものは、シリコン系の結晶型で、単結晶と多結晶です。
それぞれに特徴がありますが、現在国内に流通していて検討材料となるものを取り上げて、
簡単に解説していきたいと思います。
シリコン系結晶型単結晶は、発電効率がよいと言われていますが、価格が高めです。
シリコン系結晶型多結晶は、価格は安いですが、発電効率が単結晶に比べて落ちます。
化合物系無機物系のCISは、価格は高いですが、非常に高効率な発電が有名です。
ちなみに、近年は多結晶も性能を上げてきており、日本メーカーの多結晶は、
中国メーカーの単結晶と同等レベルと言われているくらいです。
ただし、当然のことながら日本メーカーの製品は高額で、中国メーカーの製品は低価格です。
金額も日本製の多結晶と中国製の単結晶が同等くらいです。
費用対効果を考えたときには、飛び抜けてこれがよいというものがないのが現状で、
各家庭の状況に応じて、最適のものを選択するのがベストだと思います。
詳しくは、太陽光発電導入を検討する前に必ずしなくてはいけない簡単3ステップをご覧下さい。
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